エアコンの臭いについて

エアコンからの異臭は危険信号?!自宅でできるエアコン掃除法!

 

 

夏が暑くて、冬が寒い日本。四季を通じて、エアコンを使い続けている人も多いのではないでしょうか。
外の気温をものともせず、室内を快適に保ってくれるエアコンですが、使っていると嫌な臭いを感じたことはありませんか?実はその臭い、エアコン内部に発生したカビや室内の汚れがエアコンの風に乗って漂ってくるせいなのです!
エアコンは一見そこまで汚れているように見えなくても、内部にほこりやカビが少しずつたまっていきます。

たまった汚れは、風に乗って室内に広がるので、異臭を感じているときは、エアコン内部で汚れが

たまりきっているサインなんですよ。そこで今回は、エアコンの内部をきれいに掃除するポイントをご紹介します。異臭を感じたら、ぜひすぐにでも掃除に取り掛かってくださいね。

 

 

エアコンからの異臭の原因3点

エアコンからの異臭・悪臭の原因として考えられるのはこの3つ。

  • タバコや油汚れなど、室内の汚れ
  • エアコン内部に発生するカビ
  • エアコンの故障

 

エアコンは、お部屋の空気を吸い込んで、内部に冷やしたり温めたりしてから送風口より風を送り出しています。

室内の埃や汚れをエアコン内部のフィルターに溜め込んでしまうので、そこを通って送り出される空気にも臭いがついてしまいます。また、エアコン内部に溜まった埃や汚れに、冷房時にエアコン内部に発生する結露の水分が加わると、

カビが発生することがあります。これもエアコンからの異臭・悪臭の原因に。カビ臭さや酸っぱい臭いの原因となります。

カビはエアコンの運転効率を下げるだけでなく、故障につながることも。

早い段階でエアコンの掃除をして臭いの元を解消しましょう。

 
 

 

汚れを落としてピカピカに!エアコン掃除の手順

まずは、エアコンの内部をきれいにするためにどこを掃除すればいいかをご紹介します。
ここで紹介している方法で掃除をすると、臭いだけでなく冷暖房の効きやランニングコストも改善する場合がありますよ。春や秋はエアコンの使用頻度が少ないので、掃除するにはもってこいですよ。

 

ポイントはほこりを取る順番!フィルター編

エアコンの中で掃除できる場所はフィルターと吹き出し口の2ヶ所。掃除をするときは、

エアコンのコンセントを抜いて、周りの床を新聞紙やごみ袋を敷いて保護します。

壁に汚れがつかないか気になる場合は、壁も保護しておきましょう。

 

 

(1)エアコンの表面についた汚れを拭き掃除

フィルターを外す前に、エアコンの上の部分やパネル部分などの表面についている汚れを雑巾などで拭き取ります。

表面についたほこりを取っておくと、フィルターを外したときにほこりが落ちてくるのを防げますよ。

 

(2)フィルターを外す前に掃除機をかける

取り扱い説明書を確認しながらエアコンのカバーを開けます。カバーを開けてすぐに見つかる、

プラスチック製の薄い膜のようなものがフィルターです。フィルターについているほこりが落ちてくるのを防ぐため、

できれば取り外す前に掃除機で吸っておくのがおすすめです。ある程度ほこりが吸えたら、

フィルターを壊さないようにゆっくりと外していきましょう。

 

(3)フィルターを取り外して「表側」のホコリから吸い取る

フィルターを取り外せたら、床の上に置き、再度掃除機をかけます。フィルターの表裏は一見して見分けが

つきにくいですが、ふくらんで山になっている部分が表になります。まずは、この表側から掃除機をかけましょう。

くぼんだ裏側から先に掃除機をかけると目詰まりしてしまうので注意が必要です。

 

(4)浴室で水洗いをして自然乾燥する

掃除機だけではフィルターについた細かいほこりやカビまで吸うことはできないので、浴室でシャワーをかけて

水洗いをしましょう。水洗いのポイントは裏側から水をかけること。“掃除機とは逆の方向から水をかける”と

覚えておきましょう。洗剤を使う場合は、水で薄めた中性洗剤と毛が柔らかいブラシを使えば、

フィルターを傷めません。洗い終わったら、日陰で自然乾燥させます。

 

洗剤でピカピカに!吹き出し口のルーバー編


フィルターを乾かしている間に、吹き出し口を掃除しましょう。いくらフィルターをきれいにしても、

吹き出し口が汚れていると、部屋中に汚れた空気をまき散らすことになります。

 

(1)ルーバーを手で動かす

風向きを調節しているルーバーと呼ばれる部分を手で動かして開きます。ルーバーは後ほど電源を入れれば

元の位置に戻るので、元の位置に戻せず『壊してしまったかも……』と慌てる必要はありません。ただし、

ルーバーは柔らかい素材でできているので、無理に動かすのはNG!軽く触ってみて動かなければ、

動かさずに掃除しましょう。

 

(2) ルーバーを中性洗剤で拭く

薄手のタオルに、薄めた中性洗剤をしみこませ、人差し指に巻いてルーバーを拭きます。届かない場所は割り箸や

定規にタオルを巻きつけて拭いていきましょう。ルーバーに洗剤を残さないために、仕上げに水拭きをします。

エアコンの奥についている汚れは、電装部分に水分がつく恐れがあるので、触らないようにしましょう。

 

(3)送風運転で内部の水分を飛ばす

ルーバーがきれいになったら、完全に乾いたフィルターを取り付けます。エアコンのカバーを元通り装着してから

コンセントを差して電源を入れます。内部を完全に乾燥させるため、30分~2時間程度、送風運転をして完了です。
送風機能がないエアコンの場合は、冷房をつけて設定温度を高く設定すれば、送風運転と同じ効果が得られますよ。


実は掃除が必要!?「お掃除機能付きエアコン」の落とし穴

 

巷ではお掃除不要といわれている「お掃除機能付きエアコン」ですが、実はこれもお手入れが必要だったって

ご存知ですか? 「お掃除機能付きエアコン」は掃除してくれる場所が限られている上に、内部のカビやほこりを

完全に除去することはできないそうなのです。実際に掃除してくれる箇所はメーカーによって違いますが、

多くの場合はフィルターの掃除だけなのです。フィルターの掃除をしてくれるだけでもありがたいと思いがちですが、

掃除されたほこりはダストボックスなどに集められます。集められたほこりを取り除かず放置していると、

内部の湿気と合わさってカビが発生してしまいます。さらに、この「お掃除機能」は油分の除去が苦手なので、

キッチンの近くで使っていると、フィルターが目詰まりしやすく、最悪の場合、故障してしまうことも。

「お掃除機能」は補助程度に考え、ルーバーの掃除やダストボックスの点検などのお手入れは定期的に行うのがいいですね。


エアコン掃除に最適なタイミングはいつ?

 

 

エアコン掃除に最適なタイミングは、春と秋の年2回。なぜなら、よくエアコンを使う夏と冬の間に、

空気中の汚れを吸い込んでしまっているからなんです。しかし、エアコンを使っていないからといって全く汚れない

わけではありません。エアコンを使っていなくても、生活の中で生まれた目に見えない汚れが内部に徐々にたまり

続けていきます。『今年の夏は全然使っていないから、掃除しなくて大丈夫』と思って放置していると、

フィルターが目詰まりするくらい汚れがたまっている可能性も……。使用頻度に関わらず、最低でも年に2回の掃除は

欠かさないようにしたいですね。もちろん、掃除から半年が経過していなくても、異臭やエアコン使用時に

体調不良を感じたら、掃除タイミング!『エアコンから変な臭いがする』、『エアコンを使うようになってから体調を崩しやすくなった』というときは、エアコン内部に汚れがたまり切ったサイン。

春と秋だけでなく、少しでも異変を感じたら掃除するようにしましょう。

 

 

エアコンが焦げ臭い場合は要注意!

 

これまで室内の汚れ、カビによる異臭についてお話ししてきましたが、

エアコンの異臭の中でも特に注意が必要なのが焦げ臭いにおいがする場合です。 内部の電気系統がショートしていたり、ヒーター周りに入り込んだ埃が焦げ付いている可能性があります。そのまま使用すると火災の原因につながることにもなってくるため、非常に危険です。焦げ臭い臭いがした場合にはすぐに運転を停止して、カバーを取り外して原因を確認しましょう。 確認してみて、焦げ付きの原因がわからない場合は内部のモーター等の故障が考えられるため、購入先の家電量販店やエアコン修理を取り扱っている業者に相談しましょう。

 

 
 

 

まとめ

 

今回は、エアコンの臭いを取り除くための掃除手順のポイントや焦げ臭い場合について紹介しました。
エアコンを掃除すると、運転効率が上がって節約につながることもあります。

昨今、気温の変動が大きいため、エアコンは生活に欠かせない家電となっています。異常が起きた時の原因と対策を正しく知り、きれいになったエアコンで、快適な毎日を過ごしてくださいね!

 

 

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