故障修理

エアコン故障修理

業務用エアコンに起こるトラブルは、冷暖房の効きや水漏れ、電源関係のトラブルなど、さまざまです。設置には大きな費用が必要となるため、こうしたトラブルが起きた際にはまず修理をご検討されることでしょう。
しかし、修理をしたとしてもその後何年運用できるのか、別の箇所が故障するのではないか、といった不安も同時に感じることと思います。

状態によっては買い替えていただく方がお得ということもありますが、使用開始から10年以内に起こるトラブルは修理する方がメリットを得られるケースが多いです。
当社にお任せいただければ、まず症状の診断を行い、修理の要否を判断、場合によっては最終手段として買い替えのご提案をさせていただきます。

 

エアコンの主な故障例とその原因について

エアコンの故障は主に下記の6項目に当てはまります。
それぞれの原因についてご説明いたします。

水漏れ

考えられる原因:

汚れによる排水不良(ホコリや水垢・害虫の死骸など)、ドレン管・ドレンパン・ドレンポンプ・ドレンホース(エアコンの結露水を排水するための機能)の汚れや詰まりもしくは破損、フロートスイッチ(エアコン内部の水位計)の故障、天井裏の保温材の劣化や剥がれ、建物自体からの水漏れ

改善案:

水漏れの主な原因は排水するためのパイプや計器の故障が原因です。
ドレン管の汚れや詰まりの場合は天井裏に入ってパイプの一部を切断して高圧洗浄で内部の汚れを押し出します。
この作業でも改善されないほどドレン管が傷んでしまうと排水管の引き直しという大規模な工事が必要になり高額な費用がかかることがあります。

室内機の汚れ具合などを定期的に点検してメンテナンスを行うことで水漏れは予防することができます。

 

異音がする

考えられる原因:

フィルターの汚れ、室外機もしくは室内機の熱交換器の汚れ、冷媒ガスが抜けている、室外機の環境が悪い

改善案:

エアコン内部では様々なファンやモーターが動いています。
空気の通りが悪かったり、回転しているものに異常が起きると異音が発生します。

汚れによって熱交換がうまくいかず異音が発生している場合は電気料金にも影響があります。
汚れの具合にもよりますが、電気料金が10%~20%も高くなったり、ファンモーター等の負荷がかかり交換時期が早まる原因にもなります。

基本的に異音の場合はクリーニングもしくは不具合が起きている箇所の交換・修理となります。
モーターの異常は場合によってはベアリングなどが焼き付いてファン自体が動かなくなることもあり、その場合はエアコン自体の交換を行うしかない状態になります。

 

異臭がする

考えられる原因:

ドレン管から下水の悪臭が上がっている、エアコン内部の油汚れ、室内機に異物が混入している、機器内にカビが繁殖している、タバコの臭いが機器やフィルターに付着している

改善案:

異臭の場合は汚れが原因のことがほとんどです。
エアコン内部は常にその空間の空気が循環していますので、ホコリや油汚れ、タバコのヤニなどの汚れがどんどん溜まって行きます。

それぞれのパーツを分解して徹底的に内部洗浄を行うことで嫌な臭いは改善されます。
また汚れを取り除くことでエアコン自体の効きも良くなり電気料金も抑えることが出来るようになります。

 

効きが悪い

考えられる原因:

溶接箇所やパーツの劣化により冷媒ガスが漏れている、エアコン内部や室外機もしくは室内機が汚れている、冷媒が減っている

改善案:

冷媒関係の場合はガス漏れの修理や補充を行います。冷媒量が減ると効きが悪くなりますので、漏れている箇所を特定して修理と補充を行います。

汚れの場合は空気の循環や排水がうまくいかないことによりエアコン内部に必要以上に負荷がかかっているので、それぞれ分解洗浄や、高圧洗浄を行います。
室外機の汚れや設置状態が悪いことも原因ですので、その際は徹底的な洗浄と場合によっては設置状態の改善をいたします。

 

勝手に止まる

よくある現象:

運転してから15分ほどでエアコンが止まってしまう、エアコンから風が出ない、エアコンは動いているが室外機が動いている気配がない、部屋が寒いときにエアコンが止まる、暖房運転時に室外機が止まる、雪の日にエアコンが止まる など

考えられる原因と対処:

エアコンが止まる場合は様々な原因が考えられます。
機能が停止している場合はエアコンのリモコンにエラーコードが表示されていることがほとんどですので、下記をご参照下さい。
エアコンのリモコンに表示されるエラーコードによって機器の状態や修理するための概算費用がわかります。

各メーカーのエラーコード一覧と修理概算費用

ダイキン 三菱電機 東芝 日立 三菱重工

また、上記項目を確認しても原因が分からない場合はお気軽にお問い合わせください。

 

ガス漏れ

考えられる原因:

冷媒ガスが減っている場合はピンホールくらいの小さな穴から漏れている、無くなっている場合はパーツが破損した等の理由で抜けていることがほとんどです。
また、漏れる箇所は冷媒を止めるためのバルブや、室外機もしくは室内機と冷媒配管をつなぐフレア、冷媒配管自体の腐食、熱交換器や圧縮機のパーツなど様々です。

改善案:

窒素ガスを使用して室内機と室外機を分離して機密テストを行います。
そして室内機、室外機、冷媒配管と原因箇所を特定していき漏れている部分を修理します。

溶接が可能な箇所であれば溶接作業で修理できますが、パーツ部分であれば交換が必要です。
冷媒ガスの異常は直接電気料金にも影響がありますので、効きが悪いな、電気代が上がったなと感じられたら早めにご相談ください。

 

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